【この記事の結論】 供花の相場は1基7,000〜20,000円で、葬儀社への依頼が最も確実な手配方法です。

  • 金額と手配 — 一般的な目安は1基15,000〜20,000円、葬儀社・花屋・ネット注文の3つの方法がある
  • 宗教別の花と名札 — 仏教は白い菊・百合、キリスト教は百合・カーネーション。名札はフルネーム記載
  • お礼のマナー — 供花を受け取ったら1週間〜1ヶ月以内にお礼状を送る

この記事の対象読者: 初めて供花を手配する方、供花の相場やマナーを確認したい方

読んだら今日やること: 葬儀社の連絡先を確認し、供花辞退の有無を遺族に問い合わせましょう

「供花を贈りたいけれど、どこに注文すればいいの?」「相場はいくら?」——初めて供花を手配する方にとって、わからないことは多いものです。

供花は故人への弔意を花に込めて贈るものですが、宗教や手配方法によってルールが異なります。失礼のないよう、事前に基本的なマナーを確認しておくことが大切です。

この記事では、供花の金額相場から手配方法、宗教別の花の種類、名札の書き方、お礼の仕方まで、初めての方にもわかりやすく解説します。


供花(きょうか)とは?香典との違い

供花(きょうか)とは、故人の冥福を祈り、遺族に弔意を示すために祭壇に供える花のことです。「くげ」と読む場合もあります。

供花と香典の違い

項目 供花 香典
形式 花を祭壇に供える 金銭を遺族に渡す
金額の目安 1基 7,000〜20,000円 関係性により5,000〜100,000円
贈るタイミング 式の前に届くよう手配 通夜または告別式で渡す
両方贈る? 供花と香典の両方を贈ることも可 —

供花は「花を通じて故人を悼む」、香典は「金銭で弔意を示す」という違いがあります。どちらか一方でも、両方を贈っても問題ありません。

供花と供物(くもつ)の違い

供物は果物・お菓子・缶詰などの食べ物を祭壇に供えるものです。供花が花で弔意を示すのに対し、供物は食べ物で弔意を示します。どちらも故人への気持ちを込めて贈るものですが、近年は供花のほうが主流になっています。


供花の金額相場|一基と一対の違い

種類別の金額相場

種類 1基の相場 1対(2基)の相場
籠盛りアレンジメント 7,000〜20,000円 15,000〜40,000円
フラワースタンド 15,000〜30,000円 30,000〜50,000円

一般的な目安は1基あたり15,000〜20,000円です。葬儀社によっては「1基15,000円」「1基20,000円」のようにプランが決まっている場合もあります。

一基と一対の違い

単位 意味 特徴
一基(いっき) 花1つ 最近の主流。場所を取らない
一対(いっつい) 花2つ(左右セット) 正式なスタイル。祭壇の両端に飾る

以前は一対で贈るのが正式とされていましたが、家族葬の増加や会場の小規模化にともない、現在は一基で贈るのが一般的です。どちらにするか迷ったら、葬儀社に確認するのが確実です。

会社・団体で贈る場合

会社名義で供花を贈る場合も、金額は個人と同じ1基15,000〜20,000円が目安です。ただし、会社の規定で金額が決まっている場合もあるため、総務部や庶務担当に確認しましょう。


供花の手配方法|3つの注文先を比較

供花は以下の3つの方法で手配できます。

手配方法 メリット デメリット おすすめの場面
葬儀社に依頼 会場に合った花を用意してくれる。最も確実 花の種類を細かく指定しにくい 迷ったらこれが最善
花屋に依頼 好みの花を選べる。相談しやすい 会場の雰囲気との統一感がない場合も こだわりがある方
ネット注文 手軽で料金が明確。24時間注文可能 当日配達が難しい場合がある 遠方から贈る場合

手配時に確認すべき情報

供花を注文する際は、以下の情報を事前に確認しておきましょう。

  • 葬儀の日時と会場名(配達先の情報)
  • 喪主の名前(会場への問い合わせに必要)
  • 宗教・宗派(花の種類やスタイルが異なるため)
  • 供花辞退の有無(案内状に記載がないか確認)

手配のタイミング

供花は通夜または告別式の開始前に届くように手配します。遅くとも式当日の午前中までに届くよう注文するのがマナーです。

  • 通夜に届ける場合: 当日の午前中〜昼頃までに配達
  • 告別式に届ける場合: 前日の夕方〜当日の午前中に配達
  • 急ぎの場合: 葬儀社に直接電話して相談する

供花の種類と花の選び方|宗教別一覧

供花に使う花は宗教によって異なります。間違えると失礼になる場合もあるため、事前に確認しましょう。

宗教別の供花一覧

宗教 使われる花 色 スタイル
仏教 菊、百合、蘭、カーネーション、デンファレ 白が基本、淡い色も可 籠盛り、スタンド
神道 菊、百合 白のみ 榊(さかき)を添える場合も
キリスト教 百合、カーネーション、バラ、スイートピー 白基調 フラワーアレンジメント

避けるべき花

避ける花 理由
とげのある花(バラのとげ等) 故人を傷つける意味合いがあるとされる(※キリスト教では可)
真っ赤な花 慶事を連想させるため
香りが強すぎる花 会場の雰囲気にそぐわない
毒のある花 縁起が悪いとされる

家族葬の場合の注意点

家族葬では供花を辞退されるケースが増えています。案内状に「供花・供物はご辞退いたします」と記載されている場合は、贈らないのがマナーです。

辞退の案内がなくても、家族葬の場合は事前に遺族に確認するのが無難です。

お通夜や葬儀全般のマナーについては、「お通夜のマナー・持ち物・服装ガイド」もあわせてご確認ください。


供花の名札(芳名名札)の書き方

供花には芳名名札(ほうめいなふだ)と呼ばれる立札をつけて、贈り主がわかるようにします。

名札の書き方パターン

贈り主 名札の書き方
個人 フルネームを記載
夫婦連名 右に夫のフルネーム、左に妻の名前(名のみ)
会社名義 会社名 + 代表取締役 + 氏名
部署から 会社名 + 部署名 + 「一同」
友人一同 「友人一同」または代表者名 + 「外一同」

名札の注意点

  • 書く文字は大きめに: 参列者が遠くからでも読めるように
  • 旧姓は使わない: 現在の名前で記載する
  • 肩書きの順序: 会社名→肩書→氏名の順で記載
  • 連名の上限: 3名までが一般的。4名以上は「○○一同」とまとめる

供花を受け取ったときのお礼マナー

供花をいただいた場合は、感謝の気持ちを伝えるためにお礼をしましょう。

お礼のタイミングと方法

項目 内容
お礼の時期 葬儀後1週間〜1ヶ月以内
お礼の方法 お礼状(手紙)が基本
返礼品の要否 供花のみの場合は不要とする考えもある
返礼品の相場 供花の金額の1/3〜半額程度

お礼状の文例

拝啓

このたびは亡き○○の葬儀に際し、ご丁寧な供花を賜り、厚くお礼申し上げます。

おかげさまで葬儀も滞りなく執り行うことができました。故人もさぞかし喜んでいることと存じます。

略儀ではございますが、書中をもってお礼申し上げます。

敬具

令和○年○月○日 喪主 ○○○○

お礼状は忌明け(四十九日)までに送るのが一般的です。香典返しと一緒に送る場合もあります。

香典のマナーについては、「香典の金額相場まとめ」もご参照ください。


まとめ|供花は故人への弔意を花に込めて

供花のポイントをまとめます。

項目 ポイント
金額相場 1基 7,000〜20,000円(一般的には15,000〜20,000円)
手配方法 葬儀社への依頼が最も確実
タイミング 式当日の午前中までに届くよう手配
花の種類 仏教は白い菊・百合、キリスト教は百合・カーネーション
一基 vs 一対 最近は一基が主流
名札 フルネームで記載、連名は3名まで
お礼 1週間〜1ヶ月以内にお礼状を送る

供花を贈る際は、まず供花辞退の有無を確認してから手配するのが大切です。宗教や会場によってルールが異なるため、迷ったら葬儀社に相談しましょう。

法事での香典マナーについては、「法事の香典の金額相場と書き方」もあわせてご覧ください。

不明な点は全日本葬祭業協同組合連合会や葬儀社にご相談ください。


この記事は一般的な情報提供を目的としています。供花の慣習は地域・宗派・葬儀社によって異なる場合があります。具体的なマナーは、担当の葬儀社にご確認ください。

最終更新日: 2026年2月22日


よくある質問(FAQ)

Q. 供花の相場はいくらですか?

供花の金額相場は、1基あたり7,000〜20,000円が一般的です。 一般的な目安は15,000〜20,000円で、葬儀社によっては定額プランが用意されています。一対(2基セット)で贈る場合は15,000〜40,000円程度になります。最近は家族葬の増加により、一基で贈るケースが主流です。

Q. 供花はどこに注文すればいいですか?

最も確実な方法は、葬儀社に直接依頼することです。 葬儀社なら会場の雰囲気に合った花を用意してくれます。花屋に依頼すれば好みの花を選べますし、ネット注文なら24時間手軽に手配できます。遅くとも式当日の午前中までに届くよう手配しましょう。

Q. 供花を贈るときに「辞退」と言われたらどうすればいいですか?

案内状に「供花・供物はご辞退いたします」と記載されている場合は、贈らないのがマナーです。 遺族の意向を尊重しましょう。どうしても弔意を伝えたい場合は、香典のみをお渡しするか、後日お悔やみの手紙を送るなどの方法があります。

Q. 供花のお礼は必要ですか?

供花をいただいた場合は、お礼状を送るのが基本的なマナーです。 葬儀後1週間〜1ヶ月以内(忌明けまで)にお礼状を送りましょう。返礼品については、供花のみの場合は不要とする考えもありますが、お気持ちとして供花の1/3〜半額程度の品物を添える方もいます。

参考情報・出典