【この記事の結論】 香典の相場は故人との関係性と年齢で決まり、親族は1万〜10万円、友人・会社関係は5千〜1万円が目安です。迷ったら5千円か1万円を包めば問題ありません。

  • 親族への香典 — 両親3万〜10万円、兄弟3万〜5万円、祖父母1万〜3万円
  • 友人・会社関係 — 5千円〜1万円が一般的。職場の連名も可
  • 金額マナー — 奇数の金額を選び、4と9は避ける。新札は使わない

この記事の対象読者: 急な訃報で香典の金額に迷っている方、法事の香典相場を知りたい方

読んだら今日やること: 故人との関係性と自分の年齢から一覧表で金額を確認しましょう

【3秒で分かる】香典の金額早見表

故人との関係性 一般的な相場
両親 5万〜10万円
兄弟姉妹 3万〜5万円
祖父母 1万〜5万円
おじ・おば 1万〜3万円
友人・知人 5千〜1万円
会社の上司 5千〜1万円
会社の同僚 3千〜1万円
近所の方 3千〜5千円

※年齢や親しさ、地域の慣習により異なります。詳しくは記事内の年齢別一覧表をご確認ください。

「香典はいくら包めばいい?」3秒で分かる答え:上の早見表で故人との関係性を見つければ、すぐに目安がわかります。迷ったら5千円か1万円を選べばまず問題ありません。

ただし年齢や場面によって金額は変わるため、この記事では関係性別×年齢別の詳細な一覧表に加え、法事の香典や香典の書き方マナーまで解説しています。ぜひ参考にしてください。

香典の相場金額【関係性別×年齢別の一覧表】

香典の金額を決めるうえで、もっとも重要なのは故人との関係性ご自身の年齢です。

一般的に、血縁関係が近いほど金額は高くなります。また、年齢が上がるにつれて社会的立場や収入が変わるため、包む金額も増える傾向にあります。

以下の一覧表を参考に、ご自身の状況に合った金額を確認してみてください。

親族に包む香典の相場(両親・兄弟・祖父母・おじおば)

親族への香典は、関係性が近いほど高額になります。

故人との関係 20代 30代 40代 50代以上
両親 3万〜5万円 5万〜10万円 5万〜10万円 10万円〜
兄弟姉妹 3万円 3万〜5万円 5万円 5万円〜
祖父母 1万円 1万〜3万円 3万円 3万〜5万円
おじ・おば 5千〜1万円 1万〜2万円 1万〜3万円 1万〜3万円
その他の親族 5千円 5千〜1万円 1万円 1万円

両親への香典は、もっとも高額になります。鎌倉新書が実施した全国調査によると、「自分の親」への香典は平均5.5万円、「配偶者の親」への香典は平均5.4万円というデータもあります。

兄弟姉妹への香典は3万〜5万円が目安です。20代であれば3万円でも問題ありませんが、30代以降は5万円を包むかたが多い傾向にあります。

祖父母への香典は1万〜3万円が相場です。学生や社会人1〜2年目の場合は1万円程度でもよいでしょう。同居していた場合や特別にお世話になった場合は、相場より多めに包むこともあります。

ポイント
親族間で金額にばらつきが出ると、のちのち気まずくなることがあります。訃報を受けたら、まず兄弟や親しい親族に相談して金額を合わせるのがおすすめです。

友人・知人に包む香典の相場

故人との関係 20代 30代 40代 50代以上
親しい友人 5千円 5千〜1万円 1万円 1万円
一般的な友人・知人 3千〜5千円 5千円 5千〜1万円 5千〜1万円
友人の親 3千〜5千円 3千〜5千円 5千円 5千〜1万円

友人・知人への香典は、5千〜1万円が一般的な目安です。

20代のうちは5千円でも失礼にはあたりません。30代以降は1万円を包むかたも増えてきます。

「親しい友人だから多く包みたい」という気持ちは自然ですが、あまりに高額だとご遺族に気を遣わせてしまいます。相場の範囲内で包むのがマナーです。

会社関係に包む香典の相場(上司・同僚・取引先)

故人との関係 20代 30代 40代 50代以上
上司 5千円 5千〜1万円 1万円 1万円
同僚 5千円 5千〜1万円 5千〜1万円 1万円
部下 5千円 5千〜1万円 1万円 1万円
上司・同僚の家族 3千〜5千円 3千〜5千円 5千円 5千〜1万円
取引先 5千〜1万円 1万円 1万円 1万〜3万円

会社関係の香典は、5千円か1万円のどちらかというケースが大半です。

職場によっては、部署やチームで連名にして香典を出す場合もあります。会社として香典を出す慣習がある場合は、上司や総務に事前に確認しましょう。

取引先への香典は、会社の規定で法人として出す場合もあります。個人で包む必要があるかどうか、まず確認するのが安心です。

ご近所・その他の香典の相場

故人との関係 金額の目安
ご近所(親しい) 5千〜1万円
ご近所(一般的な付き合い) 3千〜5千円
町内会・自治会の関係 3千〜5千円
お世話になった恩師 5千〜1万円

ご近所への香典は、3千〜5千円が目安です。日ごろから深いお付き合いがある場合は、5千〜1万円を包むこともあります。

地域によっては、町内会や自治会で一律の金額が決まっていることもあります。慣習がわからない場合は、近所のかたに相談するとよいでしょう。

法事(法要)での香典の相場金額

通夜や葬儀だけでなく、四十九日や一周忌などの法事に参列する際にも香典を持参します。

法事の香典は、通夜・葬儀に比べるとやや低めの金額が一般的です。また、法要の回を重ねるごとに金額は下がっていく傾向にあります。

四十九日の香典相場

故人との関係 会食なし 会食あり
親族(近い間柄) 1万〜3万円 3万〜5万円
親族(遠い間柄) 5千〜1万円 1万〜3万円
友人・知人 5千〜1万円 1万〜3万円

四十九日は、忌明け(きあけ)の大切な法要です。法事のなかではもっとも重要な節目とされるため、香典もそれに見合った金額を包みます。

会食がある場合は、食事代として5千〜1万円を上乗せするのが一般的です。

一周忌の香典相場

故人との関係 会食なし 会食あり
親族(近い間柄) 1万〜3万円 2万〜5万円
親族(遠い間柄) 5千〜1万円 1万〜2万円
友人・知人 5千〜1万円 1万〜2万円

一周忌は、故人が亡くなってから満1年の法要です。四十九日と同程度の金額が目安になります。

三回忌以降の香典相場

故人との関係 会食なし 会食あり
親族(近い間柄) 1万〜3万円 1万〜5万円
親族(遠い間柄) 3千〜1万円 1万〜2万円
友人・知人 3千〜5千円 5千〜1万円

三回忌以降(七回忌・十三回忌など)は、回を重ねるごとに参列者も減り、香典の金額も控えめになっていきます。

ポイント
法事の香典袋の表書きは「御仏前」です。四十九日以降は「御霊前」ではなく「御仏前」を使いますので、間違えないよう注意しましょう。

香典の金額で気をつけたいマナーと注意点

香典の金額には、いくつかのマナーがあります。知らずにマナー違反をしてしまうと、ご遺族に不快な思いをさせてしまうこともありますので、事前に確認しておきましょう。

避けるべき金額(偶数・4と9のつく数字)

香典の金額は、奇数の金額を包むのがマナーです。

偶数は「割り切れる」ことから「故人との縁が切れる」ことを連想させるため、避けるのが一般的です。

また、4(死)と9(苦)を連想させる数字も避けましょう。金額だけでなく、お札の枚数も奇数にするのが望ましいとされています。

適切な金額例 避けるべき金額例
3千円 2千円
5千円 4千円
1万円 6千円
3万円 2万円
5万円 4万円

ただし、2万円については近年はマナー違反としない考えかたも広がっています。どうしても2万円を包む場合は、1万円札1枚と5千円札2枚の合計3枚にするなど、枚数を奇数にする工夫をするとよいでしょう。

新札は使わないのがマナー

香典には新札(ピン札)を使わないのがマナーです。

新札を入れると、「不幸を予想して事前に準備していた」という印象を与えてしまいます。手元に使用感のあるお札がない場合は、新札に折り目を1本つけてから入れれば問題ありません。

反対に、あまりにシワが多い、汚れがひどい、破れているお札も失礼にあたります。適度に使用感のあるきれいなお札を選びましょう。

香典袋は金額に合わせて選ぶ

包む金額によって、使う香典袋(不祝儀袋)のグレードを変えるのもマナーのひとつです。

包む金額 香典袋の選び方
5千円以下 水引が印刷されたもの
1万〜3万円 水引が実物で掛けられているもの(白黒・藍銀)
5万円以上 水引が実物で掛けられているもの(双銀)

金額が少ないのに立派な香典袋を使うと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。金額と袋のバランスを合わせることが大切です。

香典袋の書き方と入れ方

香典の金額と合わせて、書き方や入れ方のマナーも押さえておきましょう。香典袋の書き方についてさらに詳しく知りたいかたは「香典の書き方マナー|表書き・中袋・名前の正しい書き方」もあわせてご覧ください。葬儀に参列できない場合は「香典を郵送する方法|手紙の書き方と例文」をご確認ください。

表書きの種類(御霊前・御仏前・御花料など)

香典袋の表書きは、宗教や宗派によって異なります。

宗教・宗派 表書き
仏教(通夜・葬儀) 御霊前、御香典
仏教(四十九日以降) 御仏前、御供物料
浄土真宗 御仏前(通夜・葬儀でも)
神道 御玉串料、御榊料
キリスト教 御花料
宗派がわからない場合 御霊前

宗派がわからない場合は、「御霊前」と書いておけばほとんどの葬儀で使えます。ただし、浄土真宗では「御霊前」を使わないため注意が必要です。

表書きは薄墨の筆ペンで書きます。薄墨には「悲しみの涙で墨が薄くなった」という意味が込められています。

中袋の書き方(金額・住所・名前)

中袋の表面には金額を、裏面には住所と名前を記入します。

金額は旧字体の漢数字で縦書きにするのが正式です。

金額 旧字体の書き方
3千円 金参仟圓
5千円 金伍仟圓
1万円 金壱萬圓
3万円 金参萬圓
5万円 金伍萬圓
10万円 金拾萬圓

中袋は、外袋とは違い濃い墨(通常の黒)で書いて問題ありません。これはご遺族が金額や住所を確認しやすくするためです。

お札の入れ方と向き

お札は、すべて向きを揃えて入れます。

香典袋の表側から見て、お札の裏面が見えるように、かつ肖像画が下向きになるように入れるのが正しいマナーです。お札を裏向きにすることで「悲しみに顔を伏せる」という意味があります。

中袋がない場合も、入れ方は同じです。香典袋に直接、裏面・下向きでお札を入れてください。

香典の渡し方のマナー

袱紗(ふくさ)に包んで持参する

香典袋はそのままカバンに入れず、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナーです。

弔事用の袱紗は、紫色・藍色・灰色などの落ち着いた色を選びます。紫色の袱紗は慶事・弔事の両方で使えるため、1枚持っておくと便利です。

受付での渡し方

受付では、袱紗から香典袋を取り出し、畳んだ袱紗の上に乗せてからお渡しします。このとき、相手が文字を読める向きにして差し出します。

「この度はご愁傷さまでございます」など、お悔やみの言葉を添えて渡すのが一般的です。

香典を郵送する場合

やむを得ず通夜や葬儀に参列できない場合は、香典を現金書留で郵送することもできます。普通郵便で現金を送ることは法律で禁じられていますので、必ず現金書留を利用しましょう。

お悔やみの気持ちを伝える手紙を同封すると、より丁寧な印象になります。

また、香典の郵送と合わせて弔電(お悔やみ電報)を送るのもおすすめです。弔電は葬儀に間に合うよう手配でき、ご遺族への弔意をしっかり伝えられます。VERY CARDなら、14時までの申し込みで全国即日配達に対応しており、1,000円台からの豊富なデザインが揃っています。

香典の相場に関するよくある質問(FAQ)

Q. 香典の金額に迷ったらいくら包めばよい?

A. 迷った場合は、5千円または1万円を包むのが無難です。友人・知人や会社関係であれば5千円、親族であれば1万円がひとつの基準になります。それでも不安なときは、一緒に参列するかたや親族に相談するのが一番確実です。

Q. 夫婦で参列する場合の香典はどうする?

A. 夫婦で参列する場合は、連名で1つの香典袋にまとめるのが一般的です。金額は1人分の相場の1.5〜2倍を目安にします。たとえば、1人なら1万円の場合、夫婦では1万5千〜2万円を包むとよいでしょう。

Q. 香典の金額で避けるべき数字は?

A. 偶数の金額4(死)・9(苦)を連想させる数字は避けましょう。偶数は「故人との縁が切れる」ことを連想させるため、3千円・5千円・1万円・3万円・5万円といった奇数の金額を選ぶのがマナーです。お札の枚数も奇数にするのが望ましいとされています。ただし2万円については、近年はマナー違反としない考えかたも広がっています。

Q. 香典は新札でもいい?

A. 新札(ピン札)は使わないのがマナーです。新札を入れると「不幸を予想して事前に準備していた」という印象を与えてしまいます。手元に新札しかない場合は、折り目を1本つけてから入れれば問題ありません。反対に、あまりにシワが多い・汚れがひどいお札も避け、適度に使用感のあるきれいなお札を選びましょう。

Q. 家族葬で香典は必要?

A. ご遺族が「香典は辞退します」と案内している場合は、香典を持参しないのがマナーです。案内がない場合は通常どおり持参して問題ありません。辞退の意向を無視して無理に渡すと、かえってご遺族に香典返しの負担をかけてしまいます。どうしても気持ちを伝えたい場合は、後日お花やお線香を贈る方法もあります。家族葬について詳しくは「家族葬の費用はいくら?相場と内訳を徹底解説」をご覧ください。

Q. 香典を連名で出す場合の金額は?

A. 職場の有志や友人グループで連名にする場合は、1人あたり3千〜5千円を出し合い、合計が端数にならないようにまとめるのが一般的です。合計金額が1万円・2万円・3万円などキリのよい金額になるよう調整しましょう。中袋の裏面に全員の名前と金額を記載するか、別紙に一覧を添えるのがマナーです。4名以上の場合は代表者名を記載し「外一同」とします。

Q. 香典返しの相場はいくら?

A. 香典返しは、いただいた香典の半額(半返し)が基本的な目安です。3万円以上の高額な香典をいただいた場合は、3分の1〜4分の1の金額でもよいとされています。

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まとめ

香典の相場金額は、故人との関係性とご自身の年齢によって変わります。【この記事の結論】を振り返ります。

  • 親族: 両親は3万〜10万円、兄弟姉妹は3万〜5万円、祖父母は1万〜3万円が目安
  • 友人・知人: 5千〜1万円が一般的な目安
  • 会社関係: 5千円か1万円のどちらかが大半
  • 法事: 通夜・葬儀よりもやや控えめ。四十九日以降は「御仏前」を使う
  • 金額のマナー: 奇数の金額を選び、4と9は避ける。新札は使わない

香典は、故人を偲び、ご遺族を支えるための大切な慣習です。相場を参考にしつつ、ご自身の気持ちと状況に合わせて金額を決めてください。金額に迷ったときは、周囲のかたに相談するのが安心です。

葬儀にかかる費用全体が心配なかたは「葬儀費用が払えないときの対処法7選」や「葬儀保険は必要?おすすめ4社を比較」も参考にしてみてください。また、費用を抑えた葬儀形式として「直葬(火葬式)の費用相場とメリット・デメリット」や「一日葬の費用相場とメリット・デメリット」もあわせてご覧ください。葬儀に参列できない場合は「香典を郵送する方法|手紙の書き方と例文」をご確認ください。


※ この記事は一般的な情報提供を目的としています。地域や宗派によって慣習が異なる場合があります。個別の事情については、葬儀社や専門家にご相談ください。

※ 費用・相場に関する情報は、複数の葬儀関連メディアおよび全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の公開情報をもとに記載しています。香典の金額目安は全日本冠婚葬祭互助協会のお葬式のマナーも参考にしています。

※ 香典は社会通念上相当な範囲であれば、原則として相続税・贈与税の課税対象にはなりません(参考: 国税庁「贈与税の対象とならない弔慰金等」)。

最終更新日: 2026年3月24日

参考情報・出典