【この記事の結論】 年賀状じまいは元旦〜1月7日に届く年賀状として送るのが最も一般的で、相手別に8パターンの文例を使い分けるのがポイントです。
- 送るタイミングは松の内(1月7日)まで — 年賀状として届けるのが最も自然。寒中見舞いとして送る方法もある
- 「付き合いを断る」意味にしない — 年賀状のやり取りを終えるニュアンスにし、メールやLINEなど代わりの連絡手段を伝える
- 相手別に文例を使い分ける — 親戚・友人・上司・ビジネスなど8パターンの文例で失礼のない文面に
この記事の対象読者: 年賀状をやめたいけれど失礼にならないか心配な方、年賀状じまいの文面に悩んでいる方
読んだら今日やること: 年賀状リストを見直し、来年から辞退したい相手をリストアップしましょう
年賀状じまいとは?
「毎年の年賀状、そろそろやめたいけれど、失礼にならないだろうか…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、年賀状じまいの文例を相手別に8パターンご紹介し、いつ送るかのタイミングや失礼にならないマナーをくわしく解説します。
年賀状じまいとは、翌年以降の年賀状のやり取りを辞退する旨を伝える「最後の年賀状」のことです。
近年、終活や身辺整理の一環として年賀状じまいを行う方が増えています。とくに60代以上のシニア層に多いですが、40〜50代で早めに始める方も増加しています。
年賀状じまいをする主な理由
- 高齢で手書きが難しくなった
- 体調面で準備が負担になってきた
- 終活・身辺整理の一環として
- デジタル連絡手段(メール・LINE)への移行
- 年賀状の慣習自体を見直したい
終活の全体的な進め方は「終活はいつから?何をする?」もご覧ください。
年賀状じまいはいつ送る?ベストタイミング
年賀状じまいを送るベストタイミングは、年賀状と同じ時期(元旦〜松の内の1月7日に届くよう)に送る方法が最も一般的です。
| 送り方 | 時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| 年賀状として送る | 12月15日〜25日に投函(元旦〜1月7日着) | 最も一般的。通常の年賀状と同じ流れ |
| 寒中見喪いとして送る | 1月8日〜2月4日頃(立春まで) | 喪中と重なった場合にも使える |
| 普通の手紙として送る | 11月中 | 年賀状シーズン前に事前に伝える方法 |
投函時期のポイント
- 年賀状として送る場合は12月15日〜25日に投函するのがベストです
- 相手が年賀状を準備する前に届くと、翌年の分を用意しなくて済むため親切です
- 寒中見舞いとして送る場合は、松の内(1月7日)を過ぎてから投函しましょう
年賀状じまいの書き方|5つのポイント
ポイント1: 「年賀状じまい」という言葉は使わない
「年賀状じまい」は一般的に広まった言葉ですが、文面にそのまま書くと事務的な印象を与えることがあります。「年始のご挨拶を控えさせていただく」など、やわらかい表現に言い換えましょう。
ポイント2: お付き合いを断るニュアンスにしない
「年賀状のやり取りを終える」のであって、「人間関係を終える」のではないことを明確にしましょう。今後も変わらないお付き合いを望んでいることを伝えます。
ポイント3: 他の連絡手段を伝える
メールアドレスやLINE、電話番号など、別の連絡方法を記載すると相手に安心感を与えます。
ポイント4: 感謝の気持ちを忘れない
長年の年賀状のやり取りへの感謝を述べることで、好印象を残せます。
ポイント5: 理由は簡潔に
理由は「高齢のため」「身辺整理のため」など簡潔に触れるだけで十分です。長々と説明する必要はありません。
【相手別】年賀状じまいの文例8選
文例1: 親戚向け(一般的)
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
旧年中はお世話になりありがとうございました
さて 私事ではございますが
高齢に伴い 本年をもちまして
年始のご挨拶状を最後とさせていただきたく存じます
長年にわたり温かいお年賀を頂戴し
心より感謝申し上げます
今後も変わらぬお付き合いのほど
よろしくお願いいたします
電話 090-XXXX-XXXX
メール example@email.com
文例2: 親しい友人向け
あけましておめでとうございます
毎年の年賀状 ありがとうございます
突然で恐縮ですが
年齢を重ね 年賀状の準備が少しずつ
負担に感じるようになりました
勝手ながら 今年の年賀状を最後に
年始のご挨拶を失礼させていただきます
今後はメールやLINEでやり取りできると嬉しいです
これからも変わらず仲良くしてくださいね
LINE ID: XXXXXXXX
文例3: 職場の元同僚・上司向け
謹賀新年
旧年中は大変お世話になりました
このたび 身辺整理の一環といたしまして
本年をもちまして年始のご挨拶状を
控えさせていただくことにいたしました
在職中は大変お世話になり
心より感謝しております
今後もご縁がございましたら
どうぞよろしくお願いいたします
メール example@email.com
文例4: ご近所・地域の方向け
あけましておめでとうございます
いつもお世話になりありがとうございます
このたび 年齢を考慮し
年始のご挨拶状を本年にて
失礼させていただくことにいたしました
今後もご近所としてお世話になりますので
変わらぬお付き合いのほどお願いいたします
文例5: 体調を理由にする場合
謹んで新年のお祝いを申し上げます
旧年中は格別のお引き立てを
賜りまして厚く御礼申し上げます
近年 体調の変化に伴い
年賀状を書くことが難しくなってまいりました
誠に勝手ながら 本年をもちまして
年始のご挨拶状を最後とさせていただきます
長年のご厚誼に深く感謝いたします
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
文例6: 終活を理由にする場合
あけましておめでとうございます
毎年の年賀状をありがとうございます
このたび 終活の一環として
身の回りの整理を進めております
誠に恐縮ではございますが
本年をもちまして年始のご挨拶状を
控えさせていただきたく存じます
今後もお電話やメールなどで
お付き合いいただければ幸いです
電話 0XX-XXX-XXXX
文例7: 寒中見舞いとして送る場合
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年賀状をいただき
ありがとうございました
このたび 諸般の事情により
来年より年始のご挨拶状を
控えさせていただくことにいたしました
長年にわたるお心遣いに
心から感謝申し上げます
今後もお変わりなくお過ごしください
文例8: 夫婦連名で送る場合
謹賀新年
旧年中はお世話になり
ありがとうございました
私どもも年を重ね
年賀状の準備が少しずつ
負担に感じるようになりました
誠に勝手ながら 夫婦で相談し
本年をもちまして年始のご挨拶状を
控えさせていただきたく存じます
今後も変わらぬお付き合いのほど
よろしくお願いいたします
太郎・花子
電話 0XX-XXX-XXXX
年賀状じまいのマナー|失礼にならない5つの注意点
注意1: 全員に一斉送信しない
相手との関係性に合わせて文面を変えましょう。親しい友人とフォーマルな関係の方に同じ文面を使うと、不自然さが伝わることがあります。
注意2: はがきのデザインに配慮する
年賀状じまいであっても、お祝いの年賀状として送るため、明るく丁寧なデザインを選びましょう。暗い印象のデザインは避けるのが無難です。
注意3: 相手から届いた場合の対応
年賀状じまいを送った翌年以降に、相手から年賀状が届いた場合は寒中見舞いとして返事を出しましょう。その際、改めて年賀状を終了した旨を伝えます。
注意4: 相手を責めない
「年賀状の準備が面倒」「年賀状を書く時間がない」など、ネガティブな理由をそのまま書くのは避けましょう。「高齢のため」「身辺整理のため」など前向きな表現に置き換えます。
注意5: SNSでの一斉告知は避ける
FacebookやLINEのタイムラインで「年賀状やめます」と一括告知するのは、人によっては失礼に感じます。できるだけ個別に伝えるのがマナーです。
年賀状じまいの後にすること
連絡先リストの整理
年賀状を送っていた相手の連絡先(電話番号・メールアドレス・住所)を整理しておきましょう。年賀状がなくなると、連絡先がわからなくなることがあります。
身辺整理の進め方は「身辺整理のやり方|6つのカテゴリ別に手順を解説」もご覧ください。
エンディングノートに記録する
年賀状じまいをした相手のリストと連絡先をエンディングノートに記録しておくと、万が一のときに家族が連絡しやすくなります。
エンディングノートの書き方は「エンディングノートの書き方ガイド」をご覧ください。
デジタル連絡への移行
年賀状の代わりに、メールやLINEでの年始の挨拶に切り替える方もいます。手書きの温かみはなくなりますが、写真を添えたり動画を送ったりと、デジタルならではの良さもあります。
終活のやることリストは「終活やることリスト|チェックリスト」もご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 年賀状じまいはLINEやメールで伝えてもいいですか?
年賀状じまいは、はがき(年賀状または寒中見舞い)で伝えるのが基本的なマナーです。長年はがきでやり取りしてきた相手に対して、突然メールやLINEだけで済ませるのは失礼と感じる方もいます。ただし、普段からLINEでやり取りしている親しい間柄であれば、デジタルで伝えても問題ありません。
Q. 喪中の年と年賀状じまいは同時にできますか?
はい、寒中見舞いとして送れば可能です。喪中はがきには「年賀状を出せない」旨を書きますが、年賀状じまいの意味も含めたい場合は、松の内が明けた後に寒中見舞いとして「来年以降の年始のご挨拶を控える」旨を伝えるのがスマートです。
Q. 年賀状じまいをした後、相手からまだ届いた場合はどうすればいいですか?
寒中見舞いとしてお返事を出しましょう。「ご丁寧な年賀状をありがとうございました」とお礼を述べた上で、改めて年賀状を終了した旨をお伝えします。翌年も届く場合は、再度寒中見舞いで対応します。3年程度で届かなくなることが一般的です。
Q. 何歳くらいから年賀状じまいを始める人が多いですか?
60代後半〜70代で始める方が最も多いですが、近年は50代から早めに始める方も増えています。年齢に明確な決まりはなく、「年賀状の準備が負担に感じ始めたとき」が一つの目安です。
Q. 年賀状じまいをすると関係が疎遠になりませんか?
年賀状をやめても、電話やメール、LINEなど他の連絡手段があれば関係は続けられます。文面に連絡先を明記し、「今後もお付き合いをお願いします」と伝えることで、相手にも安心感を与えられます。むしろ、年に1回の年賀状だけの関係よりも、デジタルで気軽にやり取りする方が交流が深まることもあります。
まとめ
年賀状じまいのポイントをまとめます。
- いつ送る?: 年賀状と同じ時期(12月15日〜25日投函)が最も一般的
- 書き方: 感謝を述べ、年始の挨拶を控える旨を伝え、他の連絡先を記載
- マナー: 相手別に文面を変え、お付き合いを断るニュアンスにしない
- 送った後: 連絡先リストを整理し、エンディングノートに記録
年賀状じまいは「人間関係を終わらせる」ことではなく、「挨拶の形を変える」ことです。感謝の気持ちを込めて、相手に失礼のない年賀状じまいを送りましょう。
終活の断捨離を始めたい方は「終活の断捨離|やり方とコツ」もご覧ください。
この記事は一般的な情報提供を目的としています。年賀状じまいの文面は相手との関係性に合わせて適宜調整してください。
最終更新日: 2026年2月23日
