【この記事の結論】 お通夜の参列に必要な持ち物は5点、服装マナーは男女別に7項目のチェックで準備できます。
- 必須持ち物5点 — 香典・袱紗・数珠・白か黒のハンカチ・財布を揃えれば安心
- 男女別の服装 — 男性は黒スーツ+白シャツ+黒ネクタイ、女性は黒ワンピース+黒ストッキング+黒パンプス
- 仕事帰りの対応 — ダークスーツでも可。黒ネクタイ・黒ストッキングはコンビニで購入できる
この記事の対象読者: 初めてお通夜に参列する方、急な訃報で持ち物や服装に困っている方
読んだら今日やること: 香典袋・袱紗・略式数珠の3点を事前に購入しておく
突然の訃報を受けて、お通夜に参列することになった。
「何を持っていけばいいの?」「服装はどうすれば失礼にならない?」と慌ててしまう方は少なくありません。
この記事では、お通夜の持ち物チェックリストと男女別の正しい服装マナーを網羅的に解説します。仕事帰りに駆けつける場合や子ども連れの場合の対応まで、この1記事で確認できます。
なお、葬儀社選びや費用の比較で迷っている方は、家族葬のこれからで無料の資料請求をしておくと安心です。
お通夜とは?通夜と告別式の違い
お通夜とは、葬儀・告別式の前夜に行われる儀式です。
もともとは遺族や親しい人が一晩中ろうそくや線香の火を絶やさず、故人のそばで過ごすことが由来です。現在は1〜2時間程度で終わる「半通夜」が主流になっています。
通夜と告別式の違い
| 項目 | 通夜 | 葬儀・告別式 |
|---|---|---|
| 時間帯 | 夕方〜夜(18時頃〜) | 日中(10時〜14時頃) |
| 所要時間 | 1〜2時間 | 1〜2時間 |
| 参列者 | 親族・友人・知人(幅広い) | 親族中心(一般参列者も可) |
| 服装 | 準喪服〜略喪服 | 準喪服 |
| 通夜振る舞い | あり(食事や飲み物) | 精進落とし |
通夜の一般的な流れ
- 受付 — 記帳し、香典を渡す
- 着席 — 案内に従い、席につく
- 読経・焼香 — 僧侶の読経に続いて焼香を行う
- 喪主挨拶 — 喪主から参列者へのお礼
- 通夜振る舞い — 食事や飲み物が振る舞われる(辞退も可)
通夜振る舞いは、故人の供養の意味があります。声をかけられたら、できるだけ一口でも箸をつけるのがマナーです。
お通夜の服装マナー【男性編】
男性のお通夜の服装は、ブラックスーツ(準喪服)が基本です。
男性の服装の基本ルール
| アイテム | 選び方 |
|---|---|
| スーツ | 黒の無地(シングル・ダブルどちらも可) |
| ワイシャツ | 白の無地・長袖 |
| ネクタイ | 黒の無地(ディンプルは作らない) |
| 靴 | 黒の革靴(内羽根式・ストレートチップ推奨) |
| 靴下 | 黒の無地 |
| ベルト | 黒のシンプルなもの |
| コート | 黒やダークグレーのシンプルなデザイン |
夏場でも半袖のワイシャツは避けて長袖を着用してください。ジャケットを脱いだ時にも、長袖であれば失礼にはなりません。
仕事帰りに駆けつける場合
急な訃報で喪服が用意できない場合は、ダークスーツ(黒・濃紺・チャコールグレー)であれば問題ありません。
- ネクタイは黒に替える(コンビニでも購入可能)
- 派手な柄のシャツは避ける
- アクセサリー類は外す
男性のNG一覧表
| NG項目 | 理由 |
|---|---|
| 光沢のあるスーツ | 華美な印象を与える |
| 柄物のネクタイ | カジュアルすぎる |
| エナメル・スエードの靴 | 弔事にふさわしくない |
| ローファー | カジュアルシューズに分類される |
| 白い靴下 | 目立つため不適切 |
| 派手な時計 | 光り物は避ける |
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お通夜の服装マナー【女性編】
女性のお通夜の服装は、ブラックフォーマル(黒のワンピース・アンサンブル)が基本です。
女性の服装の基本ルール
| アイテム | 選び方 |
|---|---|
| 服装 | 黒のワンピース・アンサンブル・パンツスーツ |
| 袖丈 | 長袖または七分袖 |
| スカート丈 | 膝が隠れる長さ |
| ストッキング | 黒の薄手(20〜30デニール) |
| パンプス | 黒の低ヒール(3〜5cm)・つま先が丸いもの |
| バッグ | 黒の布製・小ぶりなもの |
| コート | 黒やダークカラーのシンプルなデザイン |
女性の喪服選びについてさらに詳しく知りたい方は、「喪服の選び方|女性向けマナーガイド」もあわせてご覧ください。
アクセサリーのルール
お通夜でつけてよいアクセサリーは限られています。
| OK | NG |
|---|---|
| 一連のパールネックレス(白・グレー・黒) | 二連のネックレス(「不幸が重なる」) |
| シンプルなパールのイヤリング | ゴールドのアクセサリー |
| 結婚指輪 | ダイヤモンドなど光り物 |
仕事帰りに駆けつける場合
喪服がない場合は、黒や紺のスーツ・ワンピースであれば問題ありません。
- ストッキングを黒に履き替える
- 派手なアクセサリーは外す
- メイクは控えめに(片化粧)
- ネイルが派手な場合は落とすか手袋で隠す
女性のNG一覧表
| NG項目 | 理由 |
|---|---|
| 素足 | マナー違反 |
| カラータイツ・厚手タイツ | カジュアルすぎる |
| ミュール・サンダル | 弔事にふさわしくない |
| 毛皮・ファー素材 | 殺生を連想させる |
| 二連ネックレス | 「不幸が重なる」とされる |
| 華やかなネイルアート | 弔事にふさわしくない |
| 肌の露出が多い服 | 胸元・肩・膝が見えるのは不適切 |
お通夜の持ち物チェックリスト
お通夜に参列する際の持ち物を、優先度別にまとめました。
必須アイテム(男女共通)
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| ✅ 香典(不祝儀袋) | 金額は故人との関係性で決める |
| ✅ 袱紗(ふくさ) | 紫・紺・黒・緑。左開きで使用 |
| ✅ 数珠 | 仏式の場合に必要。宗派不問の「略式数珠」が便利 |
| ✅ ハンカチ | 白または黒の無地。タオル地は避ける |
| ✅ 財布 | 小銭も用意(お釣りをもらう場面がある) |
香典袋の書き方や金額別の選び方は、「香典袋の選び方と書き方|金額別ガイド」で詳しく解説しています。
女性の追加アイテム
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| ✅ 予備のストッキング | 伝線に備えて1足余分に持参 |
| ✅ メイク道具 | 泣いた後の化粧直し用に最低限のもの |
| ✅ ヘアゴム・ヘアピン | 黒か茶色のシンプルなもの。髪は耳より下でまとめる |
| ○ 黒いサブバッグ | 荷物が多い場合に。光沢のない布製 |
| ○ エプロン | お手伝いを頼まれた場合に。白か無地 |
男性の追加アイテム
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| ✅ 黒ネクタイ | 職場のデスクに常備しておくと安心 |
| ○ 予備のワイシャツ | 仕事帰りで汗が気になる場合に |
| ○ 髭剃り | 清潔感を保つために |
あると便利なアイテム
- 折りたたみ傘(黒や紺の地味なもの)
- 携帯用の靴べら(革靴を脱ぎ履きする場面がある)
- ポケットティッシュ(白い無地のカバーがあるとなお良い)
- 名刺(仕事関係の葬儀の場合)
香典のマナーと金額の目安
お通夜に持参する香典の金額は、故人との関係性によって異なります。
香典の金額相場
| 故人との関係 | 金額の目安 |
|---|---|
| 両親 | 50,000〜100,000円 |
| 祖父母 | 10,000〜30,000円 |
| 兄弟姉妹 | 30,000〜50,000円 |
| おじ・おば | 10,000〜30,000円 |
| 友人・知人 | 5,000〜10,000円 |
| 職場の同僚 | 3,000〜10,000円 |
| ご近所 | 3,000〜5,000円 |
4(死)や9(苦)を連想する金額は避けるのがマナーです。3,000円・5,000円・10,000円など、奇数の金額が一般的です。
香典の相場についてさらに詳しく知りたい方は、「香典の相場と金額の決め方」をご覧ください。
袱紗の包み方と渡し方
- 袱紗を左開きになるように持つ(慶事は右開き)
- 受付で袱紗から香典袋を取り出す
- 香典袋の表書きが相手から読める向きにして両手で差し出す
- 「ご霊前にお供えください」と一言添える
紫色の袱紗は慶弔兼用なので、1枚持っておくと便利です。
お通夜で気をつけたいNGマナー
知らないうちにマナー違反をしないよう、お通夜で避けるべき行動をまとめました。
言葉のNG(忌み言葉)
お通夜では「重ね言葉」や「繰り返しを連想する言葉」を避けます。
| 避けるべき言葉 | 言い換え例 |
|---|---|
| 重ね重ね | 加えて、あわせて |
| たびたび | よく、いつも |
| ますます | さらに、一段と |
| 再び | 改めて |
| 続いて | そして |
| 死ぬ・死亡 | 逝去、お亡くなりになる |
行動のNG
| NG行動 | 理由 |
|---|---|
| 大声での会話 | 静かな場にふさわしくない |
| 長時間の滞在 | 遺族の負担になる |
| 写真撮影 | 故人や遺族への配慮に欠ける |
| 通夜振る舞いで飲みすぎる | 弔いの場である |
| 故人の死因を尋ねる | デリカシーに欠ける |
| 遅刻しても慌てて入室する | 静かに入って焼香を行う |
子ども連れでお通夜に参列する場合
お子さん連れでお通夜に参列する際は、服装と持ち物に注意が必要です。
子どもの服装
| 状況 | 服装 |
|---|---|
| 制服がある場合 | 制服が正式な礼服になる |
| 制服がない場合 | 白シャツ+黒や紺のズボン・スカート |
| 乳幼児 | 白・黒・グレーなど落ち着いた色の服 |
キャラクターものの服や派手な色は避けましょう。靴は黒や紺のシンプルなもので、スニーカーでも落ち着いた色なら問題ありません。
子ども連れの持ち物
- 静かに過ごせるもの(絵本、小さなおもちゃ)
- 飲み物やお菓子(ぐずり対策)
- 着替え(小さなお子さんの場合)
- 抱っこ紐(乳幼児の場合)
泣き出した場合は無理せず退席しましょう。 会場の外で落ち着かせてから戻るか、そのまま帰宅しても失礼にはなりません。
よくある質問
Q. お通夜に平服で行ってもいいですか?
案内状に「平服でお越しください」とある場合でも、普段着で行くのはNGです。ここでの「平服」とは略喪服のことを指します。男性なら黒に近いダークスーツ、女性なら暗い色のワンピースやスーツが適切です。ジーンズやカジュアルなシャツは避けてください。
Q. 数珠がない場合はどうすればいいですか?
数珠がなくても参列自体は問題ありません。数珠は仏式の通夜で使用するものですが、持っていない場合は手を合わせるだけで大丈夫です。ただし、今後のために宗派を問わず使える「略式数珠」を1つ持っておくと安心です。仏具店や大型スーパー、ネット通販で1,000〜3,000円程度で購入できます。
Q. 仕事帰りにそのまま通夜に行っても大丈夫ですか?
仕事帰りにそのまま駆けつけても問題ありません。 お通夜はもともと急な訃報を受けて駆けつけるものなので、完璧な喪服でなくても許容されます。ただし、以下の点に注意してください。ネクタイは黒に替える(男性)、派手なアクセサリーは外す、ストッキングは黒に替える(女性)。コンビニや駅の売店で黒ネクタイや黒ストッキングを購入できる場合もあります。
Q. お通夜に遅刻しそうな場合はどうすればいいですか?
お通夜の開始時間に間に合わなくても、途中からの参列は可能です。受付が閉まっている場合は、会場スタッフに声をかけて案内してもらいましょう。焼香だけ行い、静かに退席しても問題ありません。通夜振る舞いが行われている場合は、そちらに合流することもできます。
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この記事は一般的な情報提供を目的としています。地域や宗派によってマナーが異なる場合がありますので、不明な点は葬儀社や全日本冠婚葬祭互助協会にご相談ください。
最終更新日: 2026年2月22日
